からっと晴れた。
今日の私の仕事は関係者用トイレの清掃から始まった。しかも一人。マジかよ!
昨日までの大勢のボランティアスタッフは、もうここには居ない。
関係者用トイレは、会場内の簡易トイレではなく、隣の写真館の建物のトイレを貸していただいて、そこをスタッフと出演者が使った。私がトイレを借りた時には、出演者にばったり!みたいな事はなかったが、一応そこをトイレとして案内していたらしい。
掃除用具の部屋からゴム手袋を借りたら、途方もなく臭かった。
それでやっと、ボランティアだけで創り上げるフェスとは、こういう日の目を見ない地道な作業が付き纏うという事を実感した。
フェス当日の会場の簡易トイレを清掃したボランティアスタッフもいたのだ。
全てを誰かが手伝って成り立っていたのだ。
私は、昨日偶然にもステージの下で割と華やかな仕事をした。
アーティストの意向で「今だけ写真OK」が出た時、ファンが撮ってくれた写真に私の姿があった。それをSNS上にアップしてくれた。それはとってもとっても運が良くて、そんな経験できなかった大勢のスタッフが別の持ち場で動いていて初めて成り立っていたのだ。
私はやっとわかった。
昨日の偶然に心から感謝しながら、トイレを磨いた。
鏡も、洗面所も、床も磨いた。
公共のトイレ掃除なんて本当に久しぶりで、しかも男性用トイレの掃除なんて初めてだった。
センサーに手をかざしても水が流れなくて、自分の身体がセンサーに反応しないくらいおかしくなってしまったのかと思ったけれど、男性が用を足すために便器の前に立つような動きをしたら、ちょびっと水が流れた。男性は、こんなにECOなんだね!
それから10人でテントや借りていた資材の返却、返却、返却…。
女性は力仕事では男性には到底敵わないから、誰も知らないところで一人ひっそりと頑張ったトイレ掃除で、確実に活性の火の歯車になれた気がした。
神奈川県から一人苫小牧に乗り込んで、本当の意味で、やっと活性の火の歯車になれた気がしたんだ。

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